kojiko-android’s blog

開発中にハマった時の解決策や、忘れがちなことを残しておきます。

Androidアプリ終了に広告を出すとポリシー違反になる!?

ポリシー違反の回避と、長く使ってもらうアプリにするための考察

 アプリ終了時にインタースティシャルなどの広告を表示するのは、
Googleデベロッパーポリシー違反にあたります。
Androidに慣れ親しんでいるユーザーは、端末のバックボタンを押したら、
一つ前に見ていた画面に戻るということを、経験則から予測しています。
新しい端末に買い換えたときでも、Androidであればすぐに不自由なく操作ができるわけですが、
この一貫性を損なうような振る舞いをしてはいけません。

 ユーザーの期待する動作を妨げてはいけません。
時間がない時、すぐに終電を調べたいのに、アプリを切り替える時に突然広告が出てきたらとても困ります。
テレビCMのように、ある程度予測できるタイミングにする必要があります。
「このアプリの機能を無料で提供するので、ちょっとだけ広告を見て頂けませんか?」というくらいの気持ちで、
極力ストレスにならないようなタイミングで表示するべき。
よく言われていますが、緊張が解けたタイミングが、ベストだと思います。

ユーザーの事を考えてみる

 普段、無料のアプリを利用するユーザーは、
開発者たちがどのようにして収益を得ているかを知っているとは限りません。

 アプリとユーザーで、WIN-WINの関係が保てることが大切です。
広告に対して不快な思いが強くなってしまえば、WINーLOSEとなり、
アプリがアンインストールされてしまうと、
結局LOSEーLOSEになってしまいます。
当たり前のようですが、長く使ってもらうにはユーザーの気持ちになって考えることが大切であると思います。

対策案

1.ネイティブ広告に変える

 アプリのデザインに溶け込むデザインの広告を使うと、視覚的なわずらわしさを解消できます。
広告というのは意識を向けさせるために、色鮮やかだったり、点滅したりしているが、
色数を抑えられた落ち着いたものにするだけでも効果的。
アプリにはあまり多くの色を使わないほうが良い。
不快ではないから「そのまま無視で問題ナシ」と思われるのか
収益的にはあまり良くなかった。
それでも、前途のLOSEになることは防げるのではないでしょうか。

2.インストール時に位置情報などのパーミッションを要求する

 インストール時に、ユーザーの質をふるいにかけます。
「電卓アプリなのに、なぜ位置情報?」と懐疑心を抱くユーザーは、
広告に対しても消極的でしょう。
逆にあまり疑わずにインストールする人は、
広告に対しても警戒心が低いかもしれません。
結局広告に興味を持ち、クリックしてもらわないことには収益に繋がらないので、
意地でも広告をクリックしないという人には初めからインストールをご遠慮いただくというのもひとつの方法です。
予算に余裕がある場合は別ですが。
インストールしてくれたユーザーには、
位置情報からより適切な広告を表示することができます。

「位置情報は疑問だったが、どうしてもこのアプリの機能を使いたくて」インストールした方のために、
個人情報保護方針(プライバシーポリシー)を明記します。
なぜ、このアプリは位置情報を取得したのか。

「このアプリには○○、○○などの第三者の広告事業者による広告が表示されることがありますが、
お客様を特定しない範囲での情報(電話番号を含まない端末情報、性別、現在の位置情報など)を
利用することで、より適した広告を表示することができます。」
というように、透明性をアピールすることで、
納得でき、アプリと、広告に対して信頼感も得られるかもしれません。

Googleでは、機密情報を取得するアプリには、アプリ内と、アプリストアの目立つところに、
プライバシーポリシー(へのリンク)を記載するように示唆していますので、
いずれにしても、プライバシーポリシー記載は必要です。
play.google.com

3.ビデオ広告を見てくれたら、バナー広告を非表示にします

3日間などの期限を決めて広告を非表示にする代わりに、高単価のリワード広告を視聴してもらうというもの。
WIN-WINな取引のようであるが、広告に焦点が当たりすぎているので、少々胡散臭さが出てしまうかもしれません。
ユーザーに選択肢を与えるという意味では良いかもしれないが、ユーザーにとってメリットが薄い。
いままでマイナスだったものがゼロになる程度のもので、
私のアプリの場合、実装後数回再生されたものの、しばらくしたらほとんど再生されなくなった。
一度試して期限が終了したら、今後は他の広告くらい我慢できてしまう。
ゲームで劇的な効果を上げるアイテムとの取引なら応じてくれるかもしれないが、
私はゲームは作らないので検証できず。
ツール系アプリなら、便利な機能の開放など、大きなメリットを提示しないと難しそうです。
ツール系は長くつかってもらいたいので、信頼度を下げないように注意したい。

結果

あくまで個人開発者目線ですが、
最も効果が高かったのが、以下の実装方法でした。
具体的に、

キッチンタイマーのアプリで、普段よく計測する時間をリスト表示する画面の、
下部に設置したダブルサイズのバナー広告

ネイティブではなく普通のバナー広告です。
おそらく前途の、ユーザーにうっとおしさを与えないという意味で、
適切な場所なのだと思います。
ダブルサイズでも、「広告が邪魔」といった内容のレビューもありません。

結局のところ、良いアプリをユーザーの気持ちになって、
丁寧に作っていくのことがなにより大切なのかもしれません。