寒川のアプリ開発者ブログ

美容師しながらアプリ開発してる人のブログです

【part4】初めてのヒッチハイク旅!!

目的地の山梨、甲府までの最後のサービスエリアに到着したのは午前2時過ぎ。停車中のトラックは、エンジンはかかっているものの、ウィンドウはカーテンが閉じられています。

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片っ端から声を掛ける

 不思議と、焦りは無かったですね。なんとかなるという、前向きな気持ちと、ここまで来れたんだという自負がありました。自分の置かれた状況を見て、さぁ、どうするかな!という感じです。ミッションは、甲府方面に行く車を探すこと、同乗の許可を得ること、この二つです。後者は、交渉によって成功率は変わります。自分が、スーパースターやアイドルだったら難易度は下がるでしょうが、そうではないので、最善の方法と思われる”心から切実にお願いする”ことにしました。起きている人に片っ端から、自分は甲府に行きたいんですと言って回りました。

 まずは、配送業ではない一般の方にあたってみました。駐車してトイレに行き、出てきたところに声をかけますが、ほぼ全員が「そっちの方には行かないですね」といった返答。賢明な回答と思います。どこの誰だか分からない人など乗せたくありませんよね。まして午前2時、逃走中の犯罪者かもしれません。乗せてドアを閉めた途端、ナイフを突きつけ、財布を奪いそして停車してある自分の車に飛び乗って逃走、なんて事も無くもない。
短時間で自己証明をすることの難しさを知りました。アイドルがオーディションの限られた時間でアピールをし、グランプリを取れるのは、それだけの理由があったのですね。

 談笑している、二人組の運送業者のドライバーに声を掛けました。交渉に有利な雰囲気を壊さぬよう、笑いも交えた感じで挑むも、山梨では降りないとのことでした。ただ、やはり運送業の方はヒッチハイカーに慣れているという印象。そして、良いアドバイスをもらいました。「甲府に行くなら、”山梨ナンバー” か”静岡ナンバー”の車に声を掛けないとダメでしょー」
 ヒッチハイク初心者で、高速もほとんど乗ったことがない私にとっては、それすら気づきませんでした。笑
それからは、山梨ナンバーと静岡ナンバーに絞って探し歩きます。それなりに停車しています。カーテンは閉じているがエンジンはかかっている車の付近で、起きるまで待つなんて事もしました。なかなか巡り会えませんが、それでも手当たり次第よりは、目的に近づいている手段と思えます。

 雨が降ってきました。幸い気温はちょうど良くて、濡れても問題ない感じでしたが、さすがに眠かったです。風の入らない場所で寝るという選択肢も出てきます。くどいですが、意思決定するのは自分です。後退の道を選べば、このサービスエリアで降りたところから自分の判断は間違っていたのか、という結果になりかねません。孫子の兵法、買ったけどまだ読んでなかった・・・。読んでたら、こういうときの判断に強くなっていたかもしれない。

孫子の兵法 (知的生きかた文庫)

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寝ても、結局朝になったら同じことをするし、出勤時間は、皆ピリピリしてるかもしれない。朝になって風邪を引いていて、首や肩が痛い状態でヒッチハイクは、もしかしたら絶望的ではないか、と判断しました笑。

結果が欲しい

 判断が正しかったかどうかは、結果が出たときに判断できる。今私は、エンジンがかかっていて、カーテンは閉じているトラックの付近で、そのカーテンがシャッと開くのを待っていたところ、私の後ろを山梨ナンバーのトラックが通り過ぎて行きました。「貴重な山梨ナンバー・・・」と思いました。この結果について、私は待つ場所を間違ったのかもしれません。でも、そのトラックはサービスエリアのガソリンスタンドに入って行きました・・・。

 今日2回目のダッシュ!笑

運転手はモップを使って窓を拭いています。遠くからわかったこと、このドライバーさんもスキンヘッドだということ。走りながらもこの2時間を振り返り、断られることに慣れつつあるが、声を掛けないことには始まらない。
「すみませーん!」と呼びかけ、すがるような思いで事情を話すと、

「いいよー、おいでー!」

 神が現れたと思いましたね!
拍子抜けするほど軽い感じの口調で、後輩を大事にしていそうな方という風に見えました。
行き先は、甲府ではないけど20号線沿いを通り、途中に”瑰泉”という24時間営業のスーパー銭湯があります。そこでは雑魚寝ができ、もちろん風呂もあり、石和温泉駅も近い。甲府までは、電車でいうと2駅の距離。ゴールです!

 海老名から乗せてもらった方よりも、かなり飛ばす運転。それが疲れも吹き飛ばすようで心地よかったです。会話も楽しく、途中後輩らしき方から着信があり、応対を聞いていると、兄弟と話しているかのようなやりとり(会話はハンズフリーでした、たしか笑)。第一印象の通りです。

 90キロもの距離を、あっという間に到着。しっかりと感謝の気持ちを伝え、降りると、目の前に”瑰泉”が光っています。先ほどのサービスエリアよりも、夜空が広く見えました。

part5へ・・・。
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