【アクアリウム】水槽の選び方〜ガラスの透明度〜
アクアリウムをするには、水槽が無いと始まらない!
でも同じサイズの水槽でも、メーカーによって値段が違う。
たとえばADAの水槽は、コトブキの水槽の倍以上高かったりするのはなぜ?
実は、一見どれも透明で同じに見えるガラスでも、その透明度に違いがあります。
「透明」とひと口にいっても、「どれくらい透明なのか」に差があるのです。
このエントリーでは、いわゆる「普通のガラス」を使った水槽と、より透明な「高透明ガラス」の水槽を、インテリア的な観点で比較していきます。
一度設置したらなかなか気軽には変更できない水槽。
ぜひ、水槽選びの参考にしてみてください!
普通のガラス
高透明ガラス
普通のガラスの方は緑がかっています。これは、ガラスに含まれる鉄分が影響してそう見えるんです。高透明ガラスは極力鉄分を含まない原料で製造されていて、透明度が高く観賞性が高いと言えます。
普通のガラス(奥行30cm)
高透明ガラス(奥行18cm)
アヒルちゃんを反対側に置いてみました。奥行きの違いによるハンデはあるものの、高透明の方がしっかり透けています。高透明ガラスの方が不純物が極めて少なく、光の屈折率が均一に近づくため、光が真っ直ぐ進むためです。
水槽前面のガラスの厚みは約5mmにすぎませんが、普通のガラスに比べて高透明ガラスのほうが、水景が鮮明で、より明るく見えます。
普通のガラスでも、バクテリア等の働きにより水が輝いてくると、感動を覚えるほどの透明感を見せてくれます。高透明ガラスだと、それがよりダイレクトに、自然の一部を切り取った芸術作品のように映ります。
普通のガラスは緑がかった色味なので、暖色系。高透明は水色っぽく見えるので寒色系と言えます。個人的な価値観もありますが、石組みとヘアーグラス等で表現する涼しげな水景なら、寒色系の方がより涼しさを感じます。
黒いソイルも映えます。
光が吸収されず、真っ直ぐ進むため、水槽のフレーム全体が光って見えます。
「子供が夏祭りで金魚をとったから水槽を買った」ーおそらく高透明ではない水槽を買ったと思います。一般家庭では、普通のガラスの方をよく見ているはずです。そんなあなたのご友人があなたのお宅にお邪魔して水槽を見たら、きっと印象的に感じるでしょう。
いかがでしょうか?
ご参考にしてみてください(≧∀≦)